一心貫は、特段、踊りに秀でたメンバーが揃っているようなチームではありません。
2つの小学校区の範囲で、たまたま“よさこい”に興味を持った、どこにでもいる子どもと大人が集まって、チームを成している。それが正味の姿です。
少し発足時のことについて触れておきたいと思います。
そもそも、一心貫が活動している兵庫県丹波市には、農協のチームさん(JAたんばひかみの「和(なごみ)」さん)しか、よさこいチームはありませんでした(のはずです)。
なぜ、そんなところに突如、新たなよさこいのチームが誕生したのか?
それは、2013年、地元小学校区の“スポーツクラブ21”が、チームの立ち上げを目標としたよさこいのワークショップを開催し、そこに予想外の人数の受講者が参加したことに端を発します。
では、なぜ、このようなワークショップを開催することになったのか?
指導者はどうやって確保したのか?
そのあたりのことは少し話が長くなるので、またの機会にお話ししたいと思います。
さて、丹波篠山楽空間の全面的な協力による約半年間に渡るワークショップを経て、その年の11月、一心貫はチームとして発足しました。
このような経過から、私たちのメンバー構成は“家族単位”が大半となっています。
田舎で、ごくごく普通の生活を営んでいる“お父ちゃん”と“お母ちゃん”と“子どもたち”。
よさこいとはほぼ無縁だった人たちが、楽空間のデモンストレーション演舞を見て「なんか楽しそう!」とワークショップに参加し、踊ることの楽しさを感じて、そのままメンバーになったというパターンが大半だと思います。(もちろん、発足後に加入したメンバーもいます!)
そんな訳ですから、あくまでも私たちは“地域の中のよさこいチームの一つ”。
洗練された存在には程遠いし、演舞もその時々の心持ちに左右されやすい。
でも、そうしたこと全てが自分たちらしさであり、その上で、活動を通じながら、少しでもメンバー一人ひとりの成長を目指す。
そんなチームでありたい。そのためのチームでありたいと思います。
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